18時14分、終点の博多に着きました。 名残惜しく、客室乗務員に「道中、お気をつけて…」と挨拶され、今度は、「新幹線開業直前に来ます」といったりして… 787系に別れを告げ、新幹線ホームへ向かいました。いよいよ、最後となりました。 |
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ちょうど、ホームには、18時30分発の東京行きの最終「のぞみ」が入線してきました。 これは、500系です。ご覧のように、とても新幹線というか、なんというかすごいですよね。 ほかの新幹線と比べ、異彩を放っております。 この500系、最高速は、時速300km。日本で一番速い新幹線です。皆さんもこの300kmの世界を体験してみてはどうでしょうか? |
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ご覧のように、ちゃんと500と書いてありますね。 このように大きく書いてあると、鉄道を知らない人でも、これは500なんだ。。。と思いますよね。 これに乗ると、名古屋には、21時40分過ぎに到着し、家に早く着くのですが、今回は、この500系は、パスです。 「のぞみ」と「ひかり・こだま」の料金は、違います。のぞみは、結構料金が高くなっておりますので、その理由からしてパスしたわけで… でも、もう一つ理由があります。 |
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500系のぞみが発車して、しばらくしてから、わたくしの乗る新幹線が入線してきました。 こちら、700系の「ひかりレールスター」新大阪行きです。 こちらは、のぞみ料金ではなく、ひかり号の料金で、のぞみ号並のスピードが出る新幹線です。 こちらも外観がすごいですね。カモノハシを思わせるような先頭… |
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こちらは、側面は、500系の500とは違い、「RAIL STAR(レールスター)」と書いてあります。こちらは、700系と覚えるのではなく、レールスターと覚えてもらいたいのでしょうね。 このように書いてあれば、レールスターだ、と分かりますね。 |
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車内に入ります。 わたくしは、先頭の8号車に乗りました。このレールスターは、8両編成と短いです。 手前に見えるのが、4人用の個室となっています。このレールスターにも簡易個室が4部屋あります。ここは、4人で談笑しても良いようなスペースです。 |
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早速、席に落ち着くと、19時になりました。 定刻通り発車しました。「さらば…、博多駅…」そんなのが脳裏に浮かんできました。 新幹線は、容赦なく、ATC信号に従い、時速285キロで、現実に連れて行かれます。 |
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小倉駅を出て、新関門トンネルに入りました。 「さよなら…、九州。」今度は、こんな言葉が出てしまいました。 関門トンネルに入っている最中に、駅弁を広げることに… 九州味めぐり弁当です。 |
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中身はご覧の通り、各県の名物品を盛り込んだ弁当となっております。 九州のハイライトにふさわしい駅弁です。 ゆっくりと味わいながら、本州に入った山口県の景色を眺めていました… |
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小郡、広島と停車し、自由席は、立客であふれている…と車掌の車内放送がありました。 自由席はきっとすごいことになっているのでしょうね。指定席は、もちろん、ゆったりと落ち着いています。 このように見ていると、グリーン車と見間違いそうですが、これはれっきとした普通車の指定席です。 わたくしが高いのぞみ料金を払わずに、こちらにした理由がなんとなく分かりますよね? |
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レールスターは、福山駅に着きました。 ちょうど中間点ですね。指定席でも、入れ替わりが激しかったですね。 やはり、山陽新幹線が誇る車両です。人気はすごいです。 |
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ボーっと景色を眺めていると、21時45分、終点の新大阪駅に到着しました。 ここから東海道新幹線区間に入りますので、レールスターはここまでです。実際のところ、名古屋まで来てくれれば…といつも思っております。 |
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新大阪駅からは、100系「こだま」に乗車です。 これは、最終の名古屋行きです。 この100系新幹線。国鉄末期時代では象徴的でしたが、今は、もう東海道区間では消える運命にあります。 21時58分、名古屋行きの100系こだまは定刻どおり発車しました。 さすがに先ほどのレールスターに比べると、加速やスピードは遅いです。 |
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この「こだま」、普通車はすべて自由席なので、全くいない、一番前の16号車に座ることにしました。 もちろん数人しかいませんでした。そのため、前の座席を転換して、ワンボックスにして過ごしました。 車内を見ても、それほど陳腐化していないのがお分かりになるかと思いますが、もうすぐ、消えてしまうのです… 京都駅で、最終の名古屋行きの700系「のぞみ」を先に行かせ、本当の最終列車となって、京都を離れました。 |
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23時08分、終点名古屋駅に着きました。 降りる人が結構いたのには、驚きましたが、まだそれほどではない、と言った感じですね。やはり夜も遅く、最終ですので… この駅に降り立ったとき、もう現実なんだ…と言う実感がしてきました。 そして、一気に疲れが出ました。それは、帰りの名鉄電車が猛烈に混雑していたので… これで、孤独旅も終了しました。 |